オバマ氏、射殺の黒人少年は「35年前の自分だったかも」

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射殺の黒人少年は「自分だったかも」

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は19日、フロリダ州で17歳のアフリカ系(黒人)少年を射殺した男性が正当防衛で無罪になった今月13日の判決に触れ、「少年は、35年前の自分だったかもしれない」と個人的な思い入れをにじませた異例の発言を示した。

ホワイトハウスで開かれる定例記者会見に予告なしに現れ、約20分間にわたって判決などへの見解を予定稿なしに述べた。

大統領はこの中で、法律や社会での人種的な不平等や偏見を被ってきた黒人の歴史を踏まえ、この過去が今回の判決で黒人に多くの苦痛を与えることになったと指摘。

オバマ大統領は、「私を含め、多くの黒人はデパートで買い物する時、後をつけられる経験を持つ」と述べ、「多くの黒人は通りを渡っている時、車のドアがロックされる音を聴いた体験も持つだろう」とも続け、「私も、少なくとも上院議員になる前、同じような目にあった」と付け加えた。

これらの経験を誇張するつもりはないとしながらも、フロリダで起きたことを黒人社会がどう受け止めているのかを知るための材料にはなると述べた。

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